ボタンインコ
ボタンインコ(牡丹鸚哥、学名:Agapornis lilianae)とはオウム目インコ科ボタンインコ属の鳥である。アフリカ南部のタンザニア、東部ザンビア、北西部モザンビーク、北部ローデシアなどに生息する。同じラブバードのコザクラインコほど乾燥した地域ではない。
色鮮やかな羽や特徴のある目、小型で価格も比較的安価であることなどから飼い鳥として人気が高い。ボタンインコやコザクラインコはラブバードと呼ばれるようにペアへの愛情が深く、一羽飼いなら飼主に対して愛情を注ぐためとても馴れやすい。コザクラインコと比較した場合、全般的に神経質な性質であるが愛情の深さはボタンインコの方が深いとも言われている。
小ぶりな体格に相反して非常に強く、強く噛まれると指などは容易に流血となる。飼主との信頼関係が築かれていると、滅多な事で強く噛むことはない。クチバシの先端が尖っていると甘噛みでも痛い場合はあるが、獣医などで先端部分をカットすることが出来る。なおクチバシには血管が通っているので、カットには知識が必要である。機嫌が良いと思われる時でも突然スイッチが入ったように急接近して噛みにくる(ダッシュ噛み)個体も多いようである。縄張り意識が強い個体も多く、その領域に手を入れた場合には攻撃される恐れもある。木材や壁紙などをかじる個体が多く、部屋のあちこちをかじられる危険がある。電気コードなどかじることで生命に危険が及ぶものもあるので、事前の配慮が必要である。